「脂性肌=肌が強い」というのは勘違いです。
SNSで美容系インフルエンサーが脂性肌は肌が強いみたいなことを言いがちですが、科学的根拠をもとに考えればそれは違います。
Baumann L. (2008). Understanding and treating various skin types. Dermatologic Clinics によれば、脂性肌の3人に2人程度が肌が弱いとされています。
つまり、強い洗顔を使ってしまったり、強い刺激を与えてしまっている人がそれをやめるだけで、3人に2人が治る(ほかの問題もあるが)ということです。
簡単にその根拠・原理を説明すると、
肌が強いというのは、
- 肌バリア(物理的構造・水分・成分の割合など)が安定していて
- そこに強い洗顔を使ったくらいではバリアが崩れない
このような状態です。
バリアが壊れなければ、『免疫が反応→炎症させよう!』としなくて良いので、
(バリアが壊れるから、菌が入りやすくなり、体は危険を感じて免疫が反応し、炎症して治すようする。それ自体しなくてよくなる。)
赤くなったりニキビなどの炎症系の問題自体がほとんど起こらないのです。
だから、
- 赤み(ニキビ前段階のような)が出たり、
- ニキビができやすい人
は、まず肌は強くないのです。
(ただ、赤く炎症するかと角栓や毛穴詰まりをするのは別問題なので、「角栓や毛穴詰まり」のある肌にはなる。)
科学的根拠のない情報に惑わさせるな!
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